画像提供:Kementerian Pertahanan Republik Indonesia

旧イタリア海軍の空母「ジュゼッペ・ガリバルディ(Giuseppe Garibaldi:C 551)」は2026年9月18日(金)、インドネシア・ジャカルタのタンジュン・プリオク港に到着した。イタリア政府からインドネシアへ供与される同艦は、インドネシア海軍初の空母となる予定で、インドネシア海軍 インドネシア艦隊司令部(Koarmada RI)は「KRIスリウィジャヤ(KRI Sriwijaya)」の名称を使用することを明らかにしている。

「ジュゼッペ・ガリバルディ」は8月24日(月)にイタリアのタラント港を出港。スエズ運河、紅海、インド洋を経由して約6,870海里を航行し、9月17日(木)にインドネシア群島航路「ALKI I」から同国海域へ入った。インドネシア海域では、ブラウィジャヤ級フリゲート「ブラウィジャヤ(KRI Brawijaya:320)」と「プラブ・シリワンギ(KRI Prabu Siliwangi:321)」の2隻が出迎え、ジャカルタまで護衛した。

翌18日にはタンジュン・プリオク港の107番埠頭へ到着し、インドネシアのシャフリ・シャムスディン国防相らが出席して歓迎式典が実施された。式典では花輪の贈呈や伝統舞踊「ゲンディン・スリウィジャヤ」が披露され、その後、シャフリ国防相が艦内を視察、飛行甲板や艦橋、戦闘情報センター、格納庫などを確認した。

インドネシア国防省によると、同艦は多数のヘリコプターを搭載できるほか、スキージャンプを備えた飛行甲板を有する。国防省は、艦の状態やシステムについて良好な状態にあるとしており、今後は防衛任務に加え、自然災害への対応や遠隔地への物資輸送など、「戦争以外の軍事作戦(Operasi Militer Selain Perang:OMSP)」での活用も想定している。インドネシア海軍も、災害対応や人道支援任務の能力強化に同艦を活用する方針を示している。