
防衛省統合幕僚監部は2026年8月3日(月)、中国海軍艦艇の動向として、同海軍の艦艇3隻が対馬海峡を南西進し、東シナ海へ向けて航行したことを確認したと公表した。
確認されたのは、中国人民解放軍海軍のレンハイ級(055型)ミサイル駆逐艦「鞍山(103)」、ルーヤン(旅洋III)級ミサイル駆逐艦「開封(124)」、フチ級補給艦「可可西里湖(903)」とみられる3隻。
3隻は8月2日(日)21時頃、対馬の北東約50kmの海域を南西進するところが確認された。その後、2日(日)から3日(月)にかけて対馬海峡を南西進し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されている。
3隻は、ロシア海軍のステレグシチー級フリゲート「レーズキィ(343)」とみられる艦艇とともに、7月16日(木)に沖縄本島と宮古島との間の海域を南進して太平洋へ進出。19日(日)には沖ノ鳥島の南西海域を北東進し、21日(火)には南硫黄島沖から硫黄島東方を北上、23日(木)に犬吠埼沖、25日(土)に納沙布岬沖を北東進した後、27日(月)に宗谷海峡を西進していた。
このうち「開封」とみられる艦艇は7月19日(日)、沖ノ鳥島の南西約180kmに位置する日本のEEZ内海域において、機関銃による射撃訓練を実施したことが確認されている。防衛省は、周辺船舶の航行に危険を及ぼし得るとして、中国側に外交ルートを通じて申し入れを行っている。
今回、中国海軍3隻が宗谷海峡から日本海を南下し、対馬海峡を通過したことで、宮古海峡から日本列島の太平洋側を北上し、北海道北方を経て日本海側を南下する、日本列島を周回する形での航行となった。今回の発表では、共同航行していたロシア海軍艦について、宗谷海峡西進後の動向は明らかにされていない。
海上自衛隊は、第3哨戒防備隊所属のミサイル艇「しらたか(PG-829)」と、第4航空群所属のP-1哨戒機により、警戒監視・情報収集を実施した。








