画像提供: 株式会社フジトランス コーポレーション

フジトランス コーポレーションは2026年7月29日(水)、新造の内航RO-RO貨物船「蓉翔丸」を就航させた。同船は同日、名古屋港へ初入港し、名古屋港管理組合による歓迎セレモニーが実施された。今後、名古屋港、仙台港、苫小牧港を結ぶ航路で運航される。

新「蓉翔丸」は、従来の同名船を代替する船として内海造船 因島工場で建造され、2025年11月21日(金)に命名・進水していた。船内には7層の車両甲板を備え、乗用車やトラック、重車両などを搭載できる。

総トン数は約16,200トン、全長は約169.99m、航海速力は約23ノット。積載能力は乗用車930台とシャーシ150台で、名古屋〜仙台〜苫小牧航路に投入される。

船体上部の船首は、従来型よりも平坦な形状とすることで積載面積を拡大した。省エネルギー設備として、プロペラ旋回流によるエネルギーロスを推力に変換する「ベッカーツイストフィン」を同社船で初めて採用している。

このほか、航路損失を抑える省エネ型オートパイロット、プロペラ前方の流れを整えるバルブ付きツイスト舵、船首部の波切り性能を改善する船首張り出しステム形状などを採用。船型の工夫やA重油で運航できる構造としたことにより、従来の「蓉翔丸」と比べて二酸化炭素(CO2)排出量を約20%削減する見込み。

フジトランス コーポレーションは、トラックなどによる幹線輸送を船舶へ転換するモーダルシフトを今後も推進し、内航海運を活用した輸送サービスの拡充を図るとしている。