画像提供:品川区立品川歴史館

東京都品川区の品川歴史館は、2026年10月10日(土)から12月20日(日)まで、特別展「品川湾から東京港へ ―未完の港湾都市―」を開催している。江戸時代の御台場築造から明治時代以降の港湾整備、埋立事業に至るまで、品川湾から東京港への変遷と発展の歴史を紹介する展示となっている。

今回の特別展は、かつて「品川湾」と呼ばれていた海域が、御台場の築造や近代以降の埋立事業などを経て、現在の東京港へと変化していく過程を取り上げるもの。江戸時代の品川沖の様子や、明治時代以降の海運・港湾整備、東京湾沿岸の開発計画などについて、当時の絵図や海図、設計図などの資料を通じて紹介している。

主な展示資料には、1854(嘉永7)年に作成された「江戸湾品川御台場御普請絵図」、1870(明治3)年の三代歌川広重による「東京三十六景 品川沖蒸気船」、1926(大正15)年頃の「南北品川地先埋立地平面図」、1936(昭和11)年の「京浜運河埋立計画平面図」などがある。御台場の築造から蒸気船が行き交う明治初期の品川沖、近代の埋立計画に至るまでの変化をたどることができる。

このほか、海上保安庁海洋情報部が所蔵する海図「日本東京海湾品川湾」の銅板や、「東京湾埋立計画平面図」、「東京港便覧」、「東京港パンフレット」なども展示される。展示資料の一部は期間を限定して公開され、11月13日(金)から20日(金)までは「江戸湾品川御台場御普請絵図」の原本が、11月14日(土)から12月20日(日)までは「南北品川地先埋立地平面図」が展示される予定。

また、会期中には関連イベントも実施される。11月22日(日)には「浮世絵版画・絵葉書でたどる品川沖の変化」をテーマとした記念講演会が、12月5日(土)には国際美術展「TOKYO ATLAS」と連携した関連企画が予定されている。

会場は品川区大井6丁目の品川歴史館1階特別展示室ほか。開館時間は9時から17時までで、最終入館は16時30分。観覧料は一般300円、小・中学生100円で、品川区内在住の18歳以下や70歳以上などは無料となる。休館日は原則として月曜日で、11月23日(月・祝)は開館、翌24日(火)が休館となる。



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