
日本郵船、ジャパン マリンユナイテッド、日本シップヤード、三菱ガス化学、国華産業の5社は2026年9月17日(木)、ジャパン マリンユナイテッド有明事業所内岸壁で、建造中のアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC)に対し、アンモニア輸送船「松栄丸」からShip-to-Ship方式による燃料アンモニアの補給を実施した。アンモニア燃料船への同方式による燃料アンモニア補給は世界初としている。
燃料補給を受けたAFMGCは、2026年11月の竣工を予定しており、今回の補給は燃料アンモニアによる海上試運転に向けて実施された。Ship-to-Ship方式は、バンカリング船と燃料供給を受ける船をホースで接続し、船舶間で直接燃料を供給する方法。
アンモニアは燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないことから、国際海運の脱炭素化に貢献する次世代燃料として期待されている。一方で毒性を有するため取り扱いが難しく、実運用では安全性の高い確実なオペレーションの確立が課題となっている。今回の補給では、関係各社が協議を重ね、安全な運用方法と作業手順を確立した上で作業が実施された。
燃料供給に使用された「松栄丸」は国華産業が所有するアンモニア輸送船で、総トン数998トン、全長71.5m、全幅12.5m。主に三菱ガス化学 新潟工場向けのアンモニア輸送に従事している。
建造中のAFMGCは、NEDOのグリーンイノベーション基金事業に採択された研究開発の一環として建造されており、現在は11月の竣工に向けた最終段階にある。日本郵船は、今回の取り組みを今後のアンモニア燃料船普及に必要となるアンモニア供給体制構築の先行事例として位置付けている。









