画像提供:海上保安庁

海上保安庁は2023年5月23日(火)から6月20日(火)までの期間、海賊対策を目的として、横浜海上保安部の巡視船「あきつしま(PLH-32)」を東南アジア周辺海域へ派遣する。

海上保安庁では、海賊対策として2000年以降、東南アジア周辺海域に巡視船を派遣し、監視警戒や各国海上保安機関との合同訓練を通じた連携・協力関係の強化を図っており、今回の派遣はこうした取り組みの一環で実施されるもの。派遣により、インド太平洋海域の法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持・強化に貢献するとしている。

今回の派遣では、東南アジア周辺海域の公海上における海賊行為の監視警戒を実施し、日本の海上交通路の安全確保を図るほか、日本近海において、民間船舶等における海賊発生情報の伝達経路を確認するとともに、日本関係船舶の海賊被害の防止・迅速な救助体制の確立を目的とした連携訓練が実施される予定。

「あきつしま」は、5月23日(火)に横浜を出港、出港時には式典が実施される。その後、6月中旬に日本関係船舶等との官民連携海賊対処訓練を実施、6月20日(火)に横浜港へ帰港する予定となっている。


情報発表元:海上保安庁 - 海賊対策のため巡視船あきつしまを派遣します
 
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 船舶 : PLH-32 あきつしま
 港湾 : 横浜港 新港ふ頭
 海運事業者 : 海上保安庁