画像提供:JAXA/NASA Wallops/Allison Stancil

IHIは2022年2月28日(月)、同社が開発していた船舶位置情報受信システム実証衛星「IHI-SAT」について、国際宇宙ステーション(ISS)への打ち上げに成功したと公表した。

この衛星は、約10cm×10cm×34cmサイズの超小型衛星。自船の位置や速度情報などの信号を周辺の船舶や陸上局に送信するAIS(Automatic Identification System:自動船舶識別装置)を宇宙空間で受信するシステムを搭載しており、その機能実証を主なミッションとしている。

衛星はIHIが開発し、Space BD社が打上げに関する全てのサポートを実施。今回、日本時間の2月20日(日)にアメリカ・バージニア州ワロップス島にある「NASAワロップス飛行施設 中部大西洋地域宇宙基地」からシグナス補給船に搭載された状態でアンタレスロケットにより打上げられ、シグナス補給船がISSに輸送後、日本実験棟「きぼう」から超小型衛星放出機構「J-SSODによって、宇宙空間へ放出され、約1年間の運用される予定となっている。


情報発表元:IHI - IHI・Space BD 船舶位置情報受信システム実証衛星「IHI-SAT」がISSへの打上げに成功
 
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