
沖電気工業(OKI)は2026年7月28日(火)、オーストラリア海軍の次期汎用フリゲートに搭載される曳航式パッシブソーナーと関連装置について、三菱重工業と供給契約を締結したと発表した。契約は、オーストラリア政府が導入を計画する計11隻のうち、最初の3隻を対象とする。
オーストラリア政府は2025年8月、次期汎用フリゲート計画の採用艦として、海上自衛隊「もがみ」型護衛艦の能力向上型にあたる「令和6年度型護衛艦」、4,800トン型を選定した。三菱重工は2026年4月、オーストラリア政府と最初の3隻の建造契約を締結、長崎造船所で建造し、1番艦を2029年12月に納入する予定としている。
OKIの曳航式パッシブソーナーと関連装置は「令和6年度型護衛艦」に採用されている。同社によると、これまでの「もがみ」型護衛艦への搭載実績が評価され、今回の契約に至ったもので、OKIにとって初の海外装備移転案件となる。
曳航式パッシブソーナーは、艦艇の後方に曳航するセンサーで水中の音響情報を受信し、潜水艦などの水中目標を探知するシステム。艦艇本体から離れた位置にセンサーを展開して、周辺海域の水中音を捉える。
OKIは90年以上にわたって水中音響技術の開発に取り組み、水中音響センサーなどの設計・製造を手がけてきた。海上自衛隊向けのソーナーシステムについても設計から保守まで一貫して担っており、今回の契約に基づき、オーストラリア向けの装置を三菱重工へ供給する。
同社は今後、防衛需要の拡大に対応するため、生産能力やオーバーホール体制を強化するとしている。









