護衛艦「きりさめ(DD-104)」
護衛艦「きりさめ(DD-104)」 は、海上自衛隊が運用する汎用護衛艦で、むらさめ型護衛艦の4番艦である。艦名は「霧雨」に由来し、旧海軍を通じて初めて用いられた艦名で、1999年3月18日に就役した。
三菱重工業長崎造船所で建造され、基準排水量4,550トン、全長151mの船体にCOGAG方式の主機関を搭載し、対空・対水上・対潜の各戦闘能力をバランスよく備えている。Mk.41・Mk.48 VLSや90式艦対艦誘導弾、CIWS、SH‑60J/K哨戒ヘリなどを装備している。
「きりさめ」は就役後、国際共同運用・安全保障任務に多数参加している。2000年には環太平洋合同演習(RIMPAC)に参加し、2001〜2007年にはテロ対策特別措置法に基づくインド洋派遣に複数回従事した。これらの派遣では補給艦と連携し、情報収集や後方支援、海上交通安全確保任務にあたった。2010〜2011年にはソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動水上部隊として「ゆうだち」と共に派遣され、約32回にわたって290隻以上の商船護衛を実施した。
国際協力の一環として2011年には中国・青島市を親善訪問し、人民解放軍海軍と交流訓練を実施。2014年にはオーストラリア周辺海域で開催された多国間共同訓練「ディスタント・ショアーズ」に参加し、対空戦・対潜戦・対水上戦・射撃訓練を行った。2018年にはカナダ海軍との共同訓練「KAEDEX 2018」にも参加している。
2020年には中東方面での情報収集活動に従事したほか、同年に日米豪共同訓練、2022年には日仏共同訓練やIPD22(インド太平洋方面派遣)にも参加。また、2023年〜2024年にかけて、日米共同訓練や日米加比共同訓練といった多国間訓練に継続的に参加、2024年には屋久島沖での米軍オスプレイ捜索救難にも出動した。
「きりさめ」は佐世保を定係港とし、第4護衛隊群第8護衛隊に所属。








