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海洋観測艦「しょうなん(AGS-5106)」
AGS-5106 Syonan
海洋観測艦 基本情報
海洋観測艦「しょうなん(AGS-5106)」は、海上自衛隊が運用するしょうなん型海洋観測艦の1番艦であり、2010年に就役した。艦名は神奈川県の景勝地「湘南」に由来し、横須賀を母港としている。前級の「にちなん」から性能とコストの両立を図った設計となっており、建造費は約188億円に抑えられた。
「しょうなん」は、退役が迫っていた「ふたみ」の後継艦として建造され、船体構造は商船設計を採用して簡素化。艦首のバウ・シーブや艦首クレーン、ケーブル関連装備が省略され、艦橋構造も1層低く設計された。一方で、艦尾にはAフレーム・クレーンや中折式クレーンなど、観測任務に必要な装備が集約されている。また、波浪による動揺を抑える大型減揺タンクを搭載し、観測作業時の安定性を確保している。
機関には統合電気推進方式を採用し、海自で初めて360度回転可能なアジマススラスターを主推進器として導入。バウスラスターとの併用により高い艦位保持能力を実現し、精密な観測作業を支えている。観測装備としては、CTD装置や曳航式音源など各種海洋観測・測深機器を備え、収集データは艦内の観測室で分析処理される。
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