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日本初の4隻同時寄港、5月6日に再び!!

2019年4月に初めて実施された横浜港の4隻同時入港。4月27日(土)は雨が降るなど天候があまり良くなく、今度は晴天のもと見てみたいものだ。実は、2019年のゴールデンウィークにはもう1回、4隻同時寄港が予定されている日がある。10連休最終日の5月6日(月)だ。

2019年5月6日(月)の入港予定船と着岸予定場所
06:00入港 大黒ふ頭「MSCスプレンディダ」
07:00入港 大さん橋「飛鳥II」
07:00入港 山下ふ頭「スター・レジェンド」
09:00入港 大さん橋「にっぽん丸」

さらに、横浜市では、赤レンガにほど近い「新港ふ頭」に新たな客船ターミナルを整備中で、2019年秋にも完成する予定。このターミナルが完成すると、大さん橋、大黒ふ頭、新港ふ頭、山下ふ頭、本牧ふ頭の5つのふ頭で最大7隻の客船が受入可能となる。

2020年の東京オリンピック期間には「ホテルシップ」の実施も計画されており、さらなる客船ラッシュが期待できそうだ。



どこから見る・撮るのが1番いい? 横浜港クルーズ船 撮影地ガイド!

5月6日(月)にも予定されているクルーズ船の4隻同時寄港だが、横浜港は広いため、前述した通り1度に全ての船を見る・体感できる場所は限られている。

また、1隻1隻をきちんと見たい人にとっても、全ての客船を1日で見て回るためには念入りに計画を立てる必要がある。というのもベイブリッジを渡った先にある「大黒ふ頭」への着岸船については、陸からの見学場所が非常に限られているからだ。

4月27日(土)の実際の入港場所を例に、横浜港の客船ウォッチングポイントを紹介する。

【4月27日(土)の寄港船(寄港ふ頭)】
A 「ダイヤモンド・プリンセス」 (大さんふ頭)
B 「ノルウェージャン・ジュエル」 (山下ふ頭)
C 「アザマラ・クエスト」 (大黒ふ頭)
D 「MSCスプレンディア」 (大黒ふ頭)

【撮影スポット】
(1) 横浜ランドマークタワー
(2) 赤レンガパーク
(3) 大さん橋国際客船ターミナル 屋上
(4) 山下公園
(5) 本牧ふ頭A突堤
(6) 横浜ベイブリッジ スカイウォーク/スカイラウンジ
(7) 大黒ふ頭客船見学会

(1)全部の船がまとめて撮れる!? ランドマークタワー展望フロア


4月27日(土)はABCDすべての船を見ることが可能だった横浜ランドマークタワーの展望フロア。特に大さん橋入港船と山下ふ頭入港船を一度に見たい・取りたい時にはうってつけの場所だ。

なお、大黒ふ頭の入港船は遠い上にベイブリッジと被ってしまうことが多い。

展望フロア「スカイガーデン」の入場料は、大人1,000円、65歳以上の「シニア」と高校生が800円、中学生が500円、小学生が500円。

(2)午後順光! 大さん橋着岸船をしっかり撮りたいなら赤レンガパーク!


▲2018年の「ダイヤモンド・プリンセス」帰港時の様子

大さん橋のC、D岸壁に着岸するA位置の客船を目の前に見ることができるのが赤レンガパーク。大さん橋の西側に位置しているため、順光時間となる午後に見る・撮るのがおすすめの場所だ。

赤レンガを発着し、毎日定期運航されている「シーバス」に乗船すれば、陸側に船尾を向けて停泊している船でも船首を見ることができる。

(3)出港イベントも頻繁に開催! 大さん橋国際客船ターミナル 屋上


▲2019年3月の「アルバトロス」寄港時の様子

まさに客船が発着する横浜港の「一丁目一番地」な場所。山下ふ頭も大黒ふ頭も、客船に乗船しない人は原則入場できないため、「客船を間近で見たい!」という人におすすめの場所。

入出港の際は、吹奏楽の演奏や見送りイベントが実施され、クルーズに出かけない人でも肌で「旅路」を体感できる。入場は無料。

4月27日(土)はABCDすべての船を見ることが可能だった。

(4)横浜の定番観光地「山下公園」は2隻見れる日も!?


▲2012年の「アムステルダム」寄港時に山下公園で撮影。

横浜の定番観光地とも言える山下公園は、大さん橋埠頭A、B岸壁入港船と、山下埠頭に寄港する客船を撮影できる。4月27日(土)はBを見ることができたが、大さん橋寄港船の停泊位置によってはもう1隻を間近で見ることも可能。

(5)客船見学会で入ることができる隠れたスポット 本牧ふ頭A突堤


横浜市が2019年4月19日(金)から5月6日(月)まで実施している「大黒ふ頭客船見学会」の際に開放されている場所。当該期間では、次の5月5日(日)の開放が最後になる。

横浜市によると、大黒ふ頭に着岸している客船を対岸から見ることができる。山下ふ頭からの専用バスによる送迎付で、1人1回500円で見学できる。

(6)客船が来る日に無料開放! 横浜ベイブリッジ「スカイウォーク」


2010年から閉鎖されていた横浜ベイブリッジの展望施設「横浜スカイウォーク」。2019年4月から、大黒ふ頭に客船が寄港する土日祝、またはベイブリッジの下を客船が通過する土日祝のみに開放されている。この場所は、客船を上から見下ろす構図で観賞・撮影できるのが特徴の場所。

5月5日(日)、5月6日(月)は、有料の「大黒ふ頭客船見学会」で訪れることが可能なほか、5月11日(土)、5月12日(日)、5月26日(日)の3日間は無料開放が予定されている。

4月27日(土)は、大さん橋や山下ふ頭に停泊中の船も見ることができ、ABCDすべての船を見ることが可能だった。

(7)10年ぶりに開催の「大黒ふ頭客船見学会」 今後の開催にも期待!


横浜市が2019年4月19日(金)から5月6日(月)まで実施している「大黒ふ頭客船見学会」。前述のとおり、「スカイウォーク」から大黒ふ頭の客船を見学できるほか、大黒ふ頭のベイブリッジ寄りの場所で客船を見学することが可能。

ただし、上の写真のように船尾をベイブリッジ側に向けていると、埠頭の東京湾側には入ることができないため、船首を見ることができない。4月27日(土)に見ることができた船はCD




このように、停泊場所によってベストロケーションが変わる横浜港のクルーズ客船。だが、どんな場所に停泊していても必ず近くで見ることができる手段がある。それが、客船入港日に運航される海上観覧クルーズだ。

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情報発表元:横浜市港湾局 - ワールドクラスのクルーズポートに向けて横浜港がさらに飛躍します
 
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