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日本郵船は2020年8月24日(月)、ばら積み船の衝突事故を想定した「重大事故対応訓練」を実施した。

訓練は、津軽海峡を航行中の同社ばら積み船が旅客船と衝突し、船体側壁の損傷個所に生じた亀裂から貨物の石炭が一部海上に流出、旅客船の乗客に落水者がした想定で進行された。訓練には、国土交通省海事局、第一管区海上保安本部、函館海上保安部、海上保安庁警備救難部など、社外関係者も協力している。

ばら積み船の船舶管理会社から事故の連絡を受け、直ちに事故対策本部を設置、新型コロナウイルス感染拡大防止のために継続している在宅勤務体制下の社員が過半を占めるという想定で、オンラインツールを用いたコミュニケーションを基本に進行、当該事故に関する情報を海事局、一管に連絡し、損傷を受けたばら積み船の船体、付近航行船の安全確保とともに、旅客船からの落水者の救助などの対応について連携を図る流れが確認された。

今回、事態の進展に合わせて適切に情報を開示する行程も訓練に組み込まれた。


情報発表元:日本郵船 - 重大事故対応訓練を実施
 
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