画像提供:海上保安庁

海上保安庁は、2019年12月15日(日)12時5分から13時までの間、羽田航空基地所属の航空機により、西之島の火山活動の観測を実施した。調査の結果、気象庁が海上警報の警戒範囲を拡大、航行警報についても警戒範囲が拡大された。

12月15日(日)の調査では、火砕丘の中央火口から爆発的噴火が毎秒から数秒に1回の間隔で続いており、赤熱した溶岩片が火口の麓まで飛散していること、東側火口からの噴火も継続していることが確認された。

また、新たな火口が北側斜面に開口して北西方向へ溶岩が流下して海へ流入、東側への溶岩流は現在も流下しており、東へ発達していることも確認された。

海上保安庁の調査を受け、気象庁は海上警報の警戒範囲を半径0.9海里から1.4海里に拡大、海上保安庁も航行警報の警戒範囲を拡大し、引き続き、付近航行船舶に注意を呼びかけている。


情報発表元:海上保安庁 - 西之島の噴火について(12月15日観測)
 
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