
今治造船グループの岩城造船は2026年10月28日(水)、同社で建造した64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「LANGLOIS IMABARI」を竣工、発注者へ引き渡した。
「LANGLOIS IMABARI」は、共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けるハンディマックスサイズのばら積貨物船。固体ばら積貨物の積載に適した構造とするため、各貨物艙にトップサイドタンクとホッパータンクを設け、前後方向に開閉するフォールディングタイプのハッチカバーを採用している。これにより貨物艙口を大きく確保し、荷役性の向上が図られた。甲板上にはクレーン4基を備え、荷役設備の整っていない港湾でも荷役が可能となっている。
対応貨物は、穀物や石炭のほか、鉄鉱石やセメントといった高比重貨物、スチールコイルや長尺鋼材などの製品貨物にも対応。国際海上固体ばら積貨物コード(IMSBC Code)や国際海上危険物コード(IMDG Code)にも適用し、多様な貨物の輸送が可能となっている。
環境対応では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止に関する各種規則を満足する機器を装備。二酸化炭素の放出抑制指標については、本船に要求されるフェーズ2要件に加え、フェーズ3要件にも先取りして対応している。また、環境保全対策としてバラスト水処理装置やシップリサイクル条約に基づくインベントリリストも備えている。
推進性能の面では、プロペラ近傍に省エネ付加物を設けたほか、高効率プロペラ、海水との摩擦抵抗を低減する船体外板塗料を採用している。
「LANGLOIS IMABARI」の主要寸法は全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートル。載貨重量は63,711トン、総トン数は36,500トン。主機関は6S50ME-C9.7、航海速力は約14.0ノット。船級はNK、船籍はパナマとなっている。







