画像提供:Australian Department of Defence

オーストラリア国防省は2026年10月18日(日)、オーストラリア海軍のホバート級駆逐艦「シドニー(Sydney:DDG-42)」が、131日間にわたるインド太平洋地域での展開を終え、オーストラリアへ帰国したと発表した。同艦は同日、シドニーのフリートベース・イーストに帰港した。

「シドニー」は今回の展開期間中、アメリカ、日本、カナダ、ニュージーランド、韓国、スペイン、チリ、イタリア、インドネシアなど各国との多国間訓練や各種活動に参加した。

参加した主な訓練には、環太平洋合同演習「RIMPAC」のほか、「パシフィック・ドラゴン」、「パシフィック・ヴァンガード」、「日豪トライデント」が含まれ、統合防空・ミサイル防衛などの訓練から高度な海上戦闘訓練まで幅広い活動を実施しいている。

日本の艦艇と関連した訓練では、8月29日(土)から9月10日(木)までグアム島周辺で実施されたアメリカ海軍主催の多国間共同訓練「パシフィック・ヴァンガード26」に参加、同訓練には海上自衛隊から護衛艦「ふゆづき(DD-118)」と潜水艦などが参加し、「シドニー」のほか、アメリカ、カナダ、韓国、ニュージーランドの各国部隊とミサイル射撃、対水上戦、対空戦、対潜戦、ドローン対処訓練などを実施した。

9月12日(土)から14日(月)には、西太平洋で「ふゆづき」と日豪共同訓練「日豪トライデント26-2」を実施。対潜戦やドローン対処などの各種戦術訓練のほか、戦術運動、通信訓練、クロスデッキ、PHOTOEXを行った。

「シドニー」はこのほか、展開中に洋上補給を17回実施。このうち2回はヘリコプターによる補給で、燃料や食料などの物資を受け取りながら、インド太平洋の広範囲で活動を継続した。

RIMPACでは艦対艦ミサイル「Naval Strike Missile(NSM)」の実射に成功したほか、搭載するMH-60R「シーホーク」ヘリコプターによるヘルファイアミサイルの射撃も実施した。

また、一連の国際訓練終了後には、アンザック級フリゲート「スチュワート(Stuart:FFH-153)」と南シナ海で合流し、国際法に基づく権利と自由を行使しながら、地域プレゼンス活動を実施した。

オーストラリア海軍は、今回の展開を通じ、インド太平洋地域における同盟国・パートナー国との相互運用性や協力関係を強化したとしている。