
防衛省・自衛隊は2026年10月19日(月)から29日(木)まで実施する令和8年度日米共同統合演習「Keen Sword 27」において、PFI船舶「ナッチャンNEO」と「はくおうII」を使用した部隊・装備品の輸送訓練を実施する。
「Keen Sword 27」は、各種事態における日米共同対処と自衛隊の統合運用について演練・検証し、日米の共同統合運用能力の維持・向上を図るもの。主要訓練項目の一つとして「統合後方運用訓練」が実施され、PFI船舶を使用して北海道から九州まで部隊や装備品を輸送する。演習本体は10月19日(月)から29日(木)までだが、PFI船舶による輸送は準備・撤収を含め、10月上旬から11月上旬にかけて行われる。
「ナッチャンNEO」は10月5日(月)から11月10日(火)まで使用される予定。往路では北海道の室蘭港を出発し、大分港へ向かう。10月8日(木)から10日(土)に大分港で北海道から輸送した陸上自衛隊の部隊を下船させた後、11日(日)に奄美大島の名瀬港、12日(月)に徳之島の平土野港を使用する。
その後、鹿児島港で補給物資や輸送部隊を搭載し、志布志港へ移動して他の艦船と合流、南西方面へ向かう訓練を実施する計画となっている。復路では10月31日(土)に平土野港、10月31日(土)から11月1日(日)に名瀬港、11月2日(月)に種子島の西之表港を使用する。11月3日(火)には大分港で部隊を乗船させ、その後、北海道へ向かい、苫小牧港へ戻るルートが予定されている。
「はくおうII」は10月3日(土)から11月10日(火)まで使用される予定。往路では北海道の苫小牧港を出発し、愛知県の蒲郡港を経由して大分港へ向かう。10月7日(水)から8日(木)に大分港で北海道から輸送した陸上自衛隊、航空自衛隊の部隊を下船させ、その後、鹿児島方面へ移動する。
鹿児島県内では、10月14日(水)から17日(土)に鹿児島港を使用し、輸送や補給などを実施する計画。復路では10月23日(金)から25日(日)に鹿児島港を使用した後、11月5日(木)から6日(金)に大分港へ寄港し、陸上・航空自衛隊の部隊を乗船させるほか、一部の海上自衛隊部隊を下船させる。その後は蒲郡港を経由し、苫小牧港へ戻るルートとなっている。
今回の「Keen Sword 27」には自衛隊から約4万5,000人、車両約6,100両、艦艇約40隻、航空機約260機が参加する予定。日米共同統合演習は1985年度から、おおむね実動演習と指揮所演習を交互に実施しており、今回が18回目の実動演習となる。








