
海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2026年9月29日(火)、建造中の北極域研究船「みらいII」の引渡日が12月18日(金)に決定したと発表した。引き渡しはジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で行われる。
「みらいII」は、海氷域を含む様々な海域で、大気・気象・海洋・海氷などに関する高精度な観測を行うための機器・設備を搭載する研究船。極地氷海船階級「ポーラークラス4」を満たす、日本初の砕氷能力を有する研究船となる。2021年8月に建造が開始され、2025年3月に命名・進水、2026年6月以降は海上で各種試験が実施されている。
引き渡し後は2026年度内に3回の慣熟航海が実施される。第1回は12月28日(月)から2027年1月6日(水)までの10日間で、相模湾、駿河湾など日本近海を航海し、各種機器の作動確認や観測訓練が行われる予定。
第2回は2027年1月10日(日)から2月3日(水)までの25日間、日本南方のマリアナ海域を航海、連続採水観測やドップラー気象レーダー観測などが実施される。第3回は2月11日(木)から3月9日(火)までの27日間、オホーツク海流氷域で砕氷航行試験と各種観測訓練が行われる予定。
2027年4月には船内一般公開も予定されており、4月3日(土)に青森県むつ市のJAMSTECむつ研究所、4月18日(日)に函館港で実施される。詳細は決定次第、改めて発表される予定となっている。
JAMSTECは「みらいII」を国際的な研究プラットフォームとして運用し、北極海海氷域をはじめとする様々な海域で高精度な観測を実施する計画。次世代人材の育成や、砕氷船の運用を通じて得られたデータ・知見の社会・産業分野への活用も進めるとしている。








