画像提供:東京大学大気海洋研究所

東京大学大気海洋研究所と海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、2026年11月22日(日)と23日(月・祝)の2日間、東京港M-P岸壁で学術研究船「白鳳丸」の一般公開を実施する。

「白鳳丸」は、全長100m、総トン数4,073トンの大型多目的研究船。全国の研究者が共同で利用し、海流や気候、海底地形、地震、海洋生物、大気など幅広い分野の研究に使用されている。

一般公開では、船内見学に加え、実際の研究航海で使用されるCTD採水システムや海流観測機器、プランクトン採集用ネットなどが紹介される予定。このほか、プランクトンの顕微鏡観察、海底の泥や岩石、深海生物など、「白鳳丸」の研究航海で得られた実物試料の展示も検討されている。

船内のリサーチルームでは、研究者による一般向けレクチャーも実施される。「白鳳丸」が日本の海洋科学に果たしてきた役割や、亜熱帯モード水、海と大気の研究、深海底調査、能登半島地震後の海底調査、ウナギの回遊などをテーマに、2日間で計6回が予定されている。各回の定員は20人で、事前登録制の先着順となる。

開催時間は両日とも10時から16時までで、最終受付は15時30分。会場は東京都江東区有明の東京港M-P岸壁で、参加費は無料。参加の事前申込方法の詳細は、JAMSTECホームページなどで今後公表される予定となっている。

■研究者による一般向けレクチャー

日時講師内容
11月22日(日) 10:30~11:30兵藤 晋
東京大学大気海洋研究所 所長/教授
白鳳丸がこれまで日本の海洋科学に果たしてきた役割と主な研究成果、これからの海洋研究や次世代の研究船について紹介
11月22日(日) 13:00~14:00岡 英太郎
東京大学大気海洋研究所 教授
「船舶、人工衛星、ロボットで探る海の流れ ~亜熱帯モード水の話~」
11月22日(日) 14:30~15:30岩本 洋子
広島大学大学院統合生命科学研究科 教授
海から大気へ飛び出す小さな粒子と、雲や気候とのつながりなど、白鳳丸で進められている海と大気の研究を紹介
11月23日(月・祝) 10:30~11:30沖野 郷子
東京大学大気海洋研究所 副所長/教授
「深海底:地図のないところに行きたい ―白鳳丸で挑む地球最後のフロンティア―」
11月23日(月・祝) 13:00~14:00山口 飛鳥
東京大学大気海洋研究所 准教授
「海底調査から見えてきた能登半島地震 ―白鳳丸は地震発生後の海底で何を捉えたのか―」
11月23日(月・祝) 14:30~15:30黒木 真理
東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授
「ウナギはどこで生まれ、どこへ帰る? 白鳳丸が追い続けた魚の大回遊」


関連情報
港湾