
商船三井の自動車船「LAZULITE ACE(ラズライトエース)」は、2026年7月6日(月)、テスラ(Tesla)社製電気自動車1,000台を三河港へ初輸送し、愛知県豊橋市の神野ふ頭7号岸壁で陸揚げした。輸送した車両はSUVの「MODEL YL」と「MODEL Y」で、三河港におけるTesla車の輸入開始便となった。
陸揚げされた車両は港湾地区で整備された後、西日本を中心とする利用者へ車両を届けるデリバリーセンターに配車される。Tesla Japan合同会社は、これまで横浜港の大黒ふ頭を拠点に3車種を輸入してきたが、販路拡大に向けて三河港を新たな輸入拠点に加え、西日本の玄関口と位置付けた。
三河港では今後、3カ月当たり約6,000台規模のTesla車の輸入が想定されている。複数の輸入拠点を設けることで、自然災害や物流の混乱が発生した際にも供給を継続できる体制を整え、国内への安定供給につなげる方針。
豊橋市によれば、三河港が選ばれた理由には、関東と関西の二大都市圏のほぼ中央に位置し、西日本をカバーできることに加え、陸揚げ後の自動車整備環境が整っていることが挙げられている。三河港は愛知県東三河地域の豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市にまたがる重要港湾で、首都圏や近畿圏を含む全国への物流結節点となっている。財務省貿易統計によると、2025年の三河港における自動車輸入台数は18万4,079台、輸入額は9,124億2,500万円で、台数と金額の双方で33年連続日本一となった。日本へ輸入される自動車のおよそ2台に1台が三河港で陸揚げされている。
Teslaの輸入開始により、三河港で輸出入される自動車ブランドは国外24ブランド、国内4ブランドの計28ブランドとなった。Tesla車を取り扱う神野地区では、ボルボ、メルセデス・ベンツ、ヒョンデ、Kiaなどを含む20ブランドの自動車を取り扱う。
Tesla Japanは2010年に日本で電気自動車の販売を開始した。現在は東京、名古屋、大阪、福岡、仙台で納車を行っており、国内販売台数は前年同期比で2倍に増加している。販売拡大に合わせ、サービス拠点とデリバリー拠点の強化、新設を進めるとしている。
三河港振興会はTeslaの進出を受け、船舶やトラックの往来、港湾関連企業の進出による港の活用拡大に期待を示した。今後は港湾機能の強化に必要な周辺道路や用地の整備について、港湾関連企業と連携し、国と港湾管理者の愛知県へ要望を続ける方針としている。
情報発表元:豊橋市 - 自動車輸入台数日本一の三河港でTesla社製電気自動車の陸揚げ開始








