
今治造船グループの新笠戸ドックは、2026年5月26日(火)、同社で建造していた64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「FUJI MARU」を竣工、発注者へ引き渡した。
「FUJI MARU」は、共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けるハンディマックスサイズのばら積貨物船。固体ばら積貨物の積載に適した構造とするため、各貨物艙にはトップサイドタンクとホッパータンクを設けている。ハッチカバーは前後方向に開閉するフォールディングタイプを採用し、貨物艙口を大きく確保することで荷役性を高めた。甲板上にはクレーン4基を装備し、荷役設備の整っていない港湾でも荷役に対応できる。
対応貨物は、穀物、石炭、鉄鉱石、セメントなどの高比重貨物、スチールコイル、長尺鋼材などの製品貨物。国際海上固体ばら積貨物コード(IMSBC Code)と国際海上危険物コード(IMDG Code)にも適用し、各種貨物に対応する。
環境対応では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止に関する各種規則を満たす機器を装備している。二酸化炭素の放出抑制指標では、同船に要求されるフェーズ2要件に加え、フェーズ3要件にも対応した。環境保全対策として、バラスト水処理装置、シップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載している。
推進性能では、プロペラ近傍に設けた省エネ付加物、高効率プロペラ、海水との摩擦抵抗を低減する船体外板塗料を採用している。
「FUJI MARU」の主要寸法は全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートル。載貨重量は63,682トン、総トン数は36,146、主機関は6S50ME-C9.7、航海速力は約14.0ノット。船級はNK、船籍はパナマ。
情報発表元:今治造船 - 64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「FUJI MARU」竣工







