画像提供:今治造船

今治造船グループの新笠戸ドックは2026年4月15日(水)、同社で建造していた64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「NORSE ADVANCE」を竣工、発注者へ引き渡した。

同船は、共通構造規則(CSR BC&OT)の適用を受けるハンディマックスサイズのばら積貨物船。固体ばら積貨物の積載に適した構造とするため、各貨物艙にトップサイドタンクとホッパータンクが設けられた。ハッチカバーには前後方向に開閉するフォールディングタイプを採用、貨物艙口を大きく確保して荷役性が高められている。甲板上にはクレーン4基を装備し、荷役設備の整っていない港湾でも荷役が可能となっている。

対応貨物は、穀物や石炭に加え、鉄鉱石やセメントといった高比重貨物、スチールコイルや長尺鋼材といった製品貨物に及ぶ。国際海上固体ばら積貨物コード(IMSBC Code)と国際海上危険物コード(IMDG Code)にも適用し、多様な貨物への対応を図った。

環境面では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の大気汚染防止に関する各種規則を満足する機器を装備した。二酸化炭素の放出抑制指標では、要求されるフェーズ2要件に加え、フェーズ3要件にも先取り対応、あわせて、環境保全対策としてバラスト水処理装置と、シップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載された。

推進性能では、プロペラ近傍に設けた省エネ付加物、高効率プロペラ、海水との摩擦抵抗を低減する船体外板塗料が採用された。

船体の主要寸法は全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートル。載貨重量は63,541トン、総トン数は36,278。主機関は6S50ME-C9.7、航海速力は約14.0ノット。船級はNK、船籍はパナマ。


情報発表元:今治造船 - 64,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「NORSE ADVANCE」竣工