画像提供:海上自衛隊

海上自衛隊は2024年4月16日(火)、令和6年度インド太平洋方面派遣(Indo-Pacific Deployment 2024:IPD24)を、5月3日(金)から12月15日(日)にかけて実施すると公表した。

派遣は、インド太平洋地域の各国海軍等との共同訓練等を実施し、戦術技量を向上させるとともに、各国海軍等との相互理解の増進、信頼関係の強化、連携の強化を図り、地域の平和と安定に寄与することを目的として実施される。派遣部隊は4水上部隊、2航空部隊、1潜水艦部隊、1派遣特別警備小隊で構成され、詳細は下記の通り。

<第1水上部隊>
・派遣部隊:輸送艦「くにさき(LST-4003)」、LCAC2隻
・指揮官:掃海隊群司令 池内出 海将補

<第2水上部隊>
・派遣部隊:護衛艦「ありあけ(DD-109)」、「はぐろ(DDG-180)」、「いずも(DDH-183)」
・指揮官:第3護衛隊群司令 横田和司 海将補

<第3水上部隊>
・派遣部隊:護衛艦「のしろ(FFM-3)」
・指揮官:のしろ艦長 堀哲暢 2等海佐

<第4水上部隊>
・派遣部隊:護衛艦「かが(DDH-184)」
・指揮官:かが艦長 竹内周作 1等海佐

<第1航空部隊>
・派遣部隊:P-1哨戒機1機
・指揮官:第12飛行隊長 川端真吾 2等海佐

<第2航空部隊>
・派遣部隊:P-1哨戒機1機
・指揮官:第511飛行隊長 髙田淳好 2等海佐

<潜水艦部隊>
・派遣部隊:潜水艦数隻
・指揮官:各派遣潜水艦艦長

<派遣特別警備小隊>
・派遣部隊:派遣特別警備小隊
・指揮官:派遣特別警備小隊長

これらの派遣部隊の訪問予定国は、アメリカ、インド、オーストラリア、キリバス、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオ、フィジー、フランス、フィリピン、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦の13カ国の予定。派遣中は、アメリカ海軍主催の海軍主催多国間共同訓練「RIMPAC(リムパック)2024」のほか、トンガ国際観艦式、オーストラリア海軍主催の多国間共同訓練「KAKADU2024」、日米印豪共同訓練「MALABAR2024」などに参加する予定となっている。

海上自衛隊は、2017年から「インド太平洋方面派遣」を実施しており、今回で8回目となる。


情報発表元:海上自衛隊 - 令和6年度インド太平洋方面派遣(IPD24)について
 
【関連ジャンル】
 船舶 : DD-109 ありあけ
 船舶 : DDG-180 はぐろ
 船舶 : DDH-183 いずも
 船舶 : DDH-184 かが
 船舶 : LST-4003 くにさき
 海運事業者 : 海上自衛隊