©Funeco News

JVCケンウッドは2023年9月15日(金)、Marindowsと共同で、東京都観光汽船の水上バス「エメラルダス」において、通信型ドライブレコーダーを活用した船舶運航に関する実証実験を実施したことを公表した。

この実証実験は、JVCケンウッドが開発した防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダーを船舶向けにカスタマイズした製品を実証する目的で7月26日(水)から8月31日(木)まで実施された。同製品は、国土交通省が小型の遊覧船などを対象にドライブレコーダーの設置を義務づける方針を固めるなど、さまざまな乗り物においても万が一のために映像を記録する気運が高まっている一方、従来の船舶用として市場展開されている記録カメラは高額なものが多く、導入しやすい製品が求められていた背景から開発された。

今回の実証では、操舵室に2台のカメラを取り付け、180度以上の広い画角で前方の映像を撮影、船舶特有の運航時の撮影や位置情報などのデータ取得、各種機能の動作などが検証され、船舶でも運用可能であることが確認された。

JVCケンウッドは、今後、結果を分析して実用化を目指すとともに、ドライブレコーダーとしての機能だけではなく、洋上運航特有のソリューションの開発に向けた検討も行うとしている。


情報発表元:JVCケンウッド - 東京都観光汽船株式会社の水上バス「エメラルダス」にて、通信型ドライブレコーダーを活用した実証実験を実施
 
【関連ジャンル】
 船舶 : エメラルダス
 港湾 : 東京港
 海運事業者 : 東京都観光汽船