画像提供:海上保安庁

海上保安庁は2021年7月21日(水)、鹿児島において、パラオ共和国の海上保安機関職員に対して「新型コロナウイルス感染症患者搬送対応研修」を実施する。

今回の研修は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大以降、海上保安庁モバイルコーポレーションチーム(MCT)として初の外国海上保安機関職員との直接対面での研修であり、日本財団の支援のもと実施される。日本財団から「パラオ共和国法務省海上警備・魚類野生生物保護局海上法令執行部(DMLE)」に供与された巡視船「ケダム(KEDAM)」が、定期修理のため鹿児島港に寄港している機会を活用し、MCTを鹿児島に派遣、鹿児島航空基地機動救難士の協力を得て研修が行われる。

研修指導者はMCT4名、鹿児島航空基地機動救難士2名、研修対象者は巡視船「ケダム」乗組員で、患者搬送対応に係る基礎知識を学ぶ座学のほか、患者搬送法、感染防護装備の着脱、船内養生・船内ゾーニングの実技が実施される。また、感染疑い患者の搬送を想定した訓練も行われる予定。

9時から12時まで、13時から16時までの間、鹿児島港北埠頭2号岸壁に着岸中の巡視船「ケダム」で実施される。


情報発表元:海上保安庁 - 外国海上保安機関に対する「初」のコロナ患者搬送研修
 
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 港湾 : 鹿児島港 北ふ頭
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