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2018年9月6日(木)3時ごろに北海道胆振地方で発生した「平成30年北海道胆振東部地震」、通称「北海道地震」の影響で、苫小牧港では、東港区、西港区ともに液状化被害が発生している。国土交通省が被害の状況を公表した。

東港区では、コンテナふ頭背後で液状化が発生し、舗装にクラックも生じている。また、停電によりガントリークレーン稼働不可となっているほか、物揚場の上部工と背後用地の間に隙間と段差が生じている。臨港道路東部南線では、センターラインに最大60センチメートル程の亀裂が発生した。

西港区では、物揚場背後用地、照明柱物揚場背後用地が液状化により沈下した。このほか、照明柱の傾斜、岸壁の化粧ブロックの浮き、岸壁上部工のクラック・目地開き、岸壁背後用地の沈下が確認されている。また、ベルコンの一部が落下する被害があったほか、マリーナ護岸が前傾し、入港予定の船舶が沖待ちとなる事態も発生した。

なお、こうした地震被害により、苫小牧国際コンテナターミナルは9月6日(木)、9月7日(金)とも終日クローズしている。


情報発表元:国土交通省 - 北海道胆振東部地震による被害状況等について(第9報)
 
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