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広島県呉市の呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」は2026年10月28日(水)から11月23日(月・祝)までの期間、1階ガイダンスルームで「日本遺産のまち呉」特別展を開催している。展示では、旧日本海軍が戦艦「大和」の46センチ砲などの試験に使用した「亀ヶ首発射場跡」のジオラマ模型が特別公開されている。

今回の特別展は、呉市で実施されている「日本遺産MONTH」の一環として開催されるもの。日本遺産の構成文化財を紹介するパネル展示に加え、亀ヶ首発射場跡のジオラマ模型が公開され、旧軍港都市として発展した呉の歴史が紹介されている。

亀ヶ首発射場は、現在の呉市南部、倉橋島の東端に位置する旧日本海軍の砲熕兵器の試験施設。1900(明治33)年に大砲の発射試験場として整備され、大口径砲を中心とする兵器の国産化に重要な役割を果たした。1931(昭和6)年には大口径砲の開発に対応するため大規模な改修工事が行われ、戦艦「大和」や「武蔵」に搭載された46センチ砲の発射試験も実施された。

発射場には、砲弾の性能や命中精度などを調べるための施設が設けられていたほか、海上から運搬された砲身や弾薬などを荷揚げするための桟橋や大型クレーンも設置されていた。現在も測定所、検測所、桟橋などの遺構が残されており、2020年には日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴」の構成文化財に追加されている。

特別展の観覧は無料で、事前申込は不要。会場内での写真・動画撮影も可能となっている。なお、大和ミュージアムの常設展を観覧する場合は別途観覧料が必要となる。



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