画像提供:名村造船所

名村造船所は2026年10月22日(木)、佐賀県伊万里市の伊万里事業所で建造していた日本郵船向け18万2千トン型ばら積み運搬船「FRONTIER EQUINOX」を竣工、引き渡した。

「FRONTIER EQUINOX」は、名村造船所の主力船型である載貨重量18万2千トン型ばら積み運搬船の7番船。主要寸法は、フランス・ダンケルク港へ入港可能な最大船型「DUNKIRKMAX」を志向したものとなっている。

省エネルギー性能では、名村造船所が独自開発した「Namura flow Control Fin(NCF)」、「フィン付き舵(Rudder-Fin)」に加え、NCF後流の流場を改善する省エネフィンを採用し、燃料消費量の低減を図っている。

主機関と主発電機関には、窒素酸化物(NOx)排出3次規制に適合した機種が採用されたほか、エア式船尾管シール装置を装備。EEDI(エネルギー効率設計指標)では、基準値比30%以上の削減が求められる「EEDI Phase 3」を達成している。

また、バラスト水管理条約に準拠したバラスト水処理装置を搭載し、シップリサイクル条約で作成が求められる有害物質一覧表(インベントリ)にも対応。港湾内での汚水排出規制を考慮し、生活排水や雨水、カーゴホールド洗浄水などを貯蔵するタンクも備える。

船内では、日本郵船、長崎船舶装備、名村造船所の3社連携により、長期航海を行う乗組員の生活環境向上を図り、居室の内装や質感が高められている。

「FRONTIER EQUINOX」の主要寸法は、全長291.92m、幅45.00m、夏期満載喫水18.20m。総トン数94,589トン、載貨重量182,651トンで、定員は25人。船級は日本海事協会(NK)、船籍は日本となっている。



関連情報
海運事業者