
青森県は2026年10月20日(火)、青森港新中央埠頭の利活用に向け、公募型サウンディング調査を開始した。クルーズターミナルに隣接する新中央埠頭東側の未利用地などを対象に、民間事業者から事業内容や事業手法、官民の役割分担などについて意見・提案を募る。
青森県では、2025年3月に策定した「青森港長期構想」に基づき、青森市中心部のウォーターフロントエリアにおける賑わい形成を進めている。青森港では2025年のクルーズ船寄港が年間41回と過去最多を記録しており、新中央埠頭にはクルーズ船ターミナルも整備されている。
一方、クルーズ船ターミナル東側の用地は埋め立て後、有効活用されていない状態が続いている。県は、青い海公園、聖徳公園、新中央埠頭へと回遊・賑わいの範囲を広げることも課題としており、今回の調査を通じて官民連携による利活用の可能性を探る。
対象地は青森港新中央埠頭東側の約3.2haで、クルーズターミナルに隣接し、海に面する立地。調査では、賑わい施設として導入可能な機能や事業用途、必要な敷地規模、通年利用できる施設の可能性などについて意見を募る。
また、土地の売却・貸付などの事業手法、公共機能の導入、県と民間事業者の役割分担に加え、港湾緑地にカフェ、レストラン、物販施設などの収益施設を整備・運営し、その収益の一部を緑地の再整備や維持管理に充てる「みなと緑地PPP」の活用可能性についても提案を受け付ける。
提案内容について、県は施設の用途や規模をあらかじめ指定せず、ウォーターフロントの賑わい形成や回遊性向上につながる内容を幅広く募集する。対象地のみの活用に加え、新中央埠頭緑地や安方中央緑地、安方緑地など周辺の港湾緑地と組み合わせた提案も可能としている。
現地説明会は11月10日(火)13時30分から開催され、青森県観光物産館アスパムで調査目的や対象地などを説明した後、対象地や周辺の港湾緑地が徒歩で案内される。参加申し込みは11月9日(月)12時まで。
調査参加申込書と意見書は12月18日(金)17時まで受け付けられ、提出された内容をもとに2027年2月上旬までに個別対話が実施される予定。調査結果の概要は2027年3月以降に公表される見込み。
なお、今回のサウンディング調査は市場性や事業の実現可能性を把握するための意見募集であり、調査結果をもって利活用事業者が決定されるものではない。







