画像提供:酒田市

酒田市は、エンジントラブルにより運休している定期船「とびしま」について、2026年9月30日(水)に定期航路へ復帰し、通常運航を再開する予定と発表した。9月中に船体全体の整備と最終検査を実施する予定で、運輸局の認可手続きの進捗によってはスケジュールが変更となる場合がある。

「とびしま」は、3月26日(木)13時45分に乗客21人を乗せて飛島漁港を出港した後、13時55分頃、飛島沖約1マイルの地点で2基あるエンジンのうち左舷側が停止した。海上保安庁や東北運輸局と協議し、右舷側エンジンのみで速度を落として航行し、16時に酒田港へ帰港した。乗客に体調異常はなかった。

故障した左舷側エンジンでは、クランクシャフトなどの重要部品が破損していることが判明し、長期休航となった。酒田市は翌3月27日の時点で酒田〜勝浦航路の再開時期は未定としていた。

運休長期化を受け、5月18日(月)からは旅客船「アイランドブリーズ号」を代船として投入し、旅客輸送を再開した。貨物については貨物船「第五平成」を使用し、旅客と貨物を分けて輸送する体制が採られた。

その後、夏季の輸送力確保のため、7月22日(水)から8月31日(月)までは旅客定員140人の「シープリンセス」が代船として就航し、予約上限も従来の40人から125人に拡大された。9月1日(火)からは再び「アイランドブリーズ号」に切り替え、9月30日(水)まで代船運航を継続している。

「とびしま」の復帰後は、代船運航期間中に設けられていた貨物輸送の各種制限を解除し、従来の運航ルールに戻す予定。長期間見合わせていた車両運搬についても、まず飛島在住の島民所有車両を対象に順次予約受付を再開し、一般車両については状況を見ながら段階的に受け入れが再開される方針となっている。