画像提供:ジャパン マリンユナイテッド

ジャパン マリンユナイテッド(JMU)は2026年8月7日(金)、熊本県玉名郡長洲町の有明事業所で建造していたMUTSU SHIPHOLDING S.A.向けのタンカー「永希丸(TOKI MARU)」を竣工、発注者へ引き渡した。

「TOKI MARU」は、JMUが長年にわたり蓄積してきたVLCC開発のノウハウと最新技術を取り入れた次世代省エネ型タンカー「N-Malacca型VLCC」の2番船。マラッカマックス型の系譜を継ぎ、最新規則への対応と、従来船からのさらなる燃費性能向上、GHG排出削減を目指して開発された。

主要寸法は全長339.44メートル、幅60.00メートル、深さ28.60メートル、喫水21.035メートル。総トン数164,135トン、載貨重量311,845トンで、航海速力は14.5ノット。主機関にはWinGD 6X82-2.0-LP SCRを1基搭載する。定員は実習生を含む58名で、船級は日本海事協会(NK)、船籍は日本。

環境規制への対応では、SOxスクラバーを搭載してSOx排出規制に適合するほか、SCRの搭載によりNOx排出規制「Tier III」にも適合する。GHG排出規制であるEEDIについても、2025年以降の契約船に適用されるPhase 3レベルを満たしている。

省エネ技術では、JMU独自の新型SSD、SURF-BULB、Multi ALV-Finを採用するほか、船首形状にSP-BOW、新型プロペラ、低燃費型電子制御主機、低摩擦塗料を採用し、従来船を大幅に上回る性能を実現したとしている。

また、実習生の育成に対応するため、居住区内には教育用区画「Lecture Room」を設置。大型窓やプロジェクタースクリーンを備え、VLCCのオペレーションを船上で観察しながら、2クラス同時に講義を実施できる。



関連情報