
今治造船は2025年12月10日(水)、西条工場において建造していた181,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「FRONTIER PEACE(フロンティア・ピース)」を竣工、発注者へ引き渡した。
「FRONTIER PEACE」は、共通構造規則「CSR BC&OT」の適用を受ける9ホールド、9ハッチのケープサイズばら積貨物船。ダンケルク港入港最大船型で、鉄鉱石や石炭などの固体ばら積貨物の積載に適した構造とするため、各貨物艙にはトップサイドタンクとホッパータンクを設けている。主要貨物となる鉄鉱石の積載、運搬にも対応するため、高比重貨物3.0t/m3の隔倉積みが可能となるよう設計された。
環境対応では、大気汚染防止のためのNOx第3次規制に対応するため、主機に排ガス再循環システム「EGR」、発電機関に選択触媒還元装置「SCR」を搭載している。硫黄酸化物「SOx」の放出量を低減するため、排ガス浄化装置「EGCS」も装備した。
このほか、プロペラ近辺に省エネ付加物を装備し、船体外板には海水との摩擦を低減する塗料を適用することで、推進性能と環境性能の向上を図っている。二酸化炭素の放出抑制指標は、同船に求められるフェーズ2要件に加え、フェーズ3要件にも対応している。環境保全対策として、バラスト水処理装置、シップリサイクリング条約に基づくインベントリリストも搭載される。
同船の主要寸法は全長291.96m、幅45.00m、深さ24.70m。載貨重量は181,987トン、総トン数は94,321トン。主機関は7S60ME-C10.6、航海速力は約13.65ノット、船級はNK、船籍はパナマ。
情報発表元:今治造船 - 181,000載貨重量トン型ばら積み運搬船「FRONTIER PEACE」竣工







