
防衛省は2025年5月16日(金)、在日米軍司令部から、硫黄島においてニミッツ級航空母艦「ジョージ・ワシントン(George Washington:CVN-73)」艦載機による着陸訓練(FCLP:Field Carrier Landing Practice)を実施する旨の通知を受けたと発表した。
訓練は2025年5月19日(月)から5月31日(土)の期間、各日11時から翌3時にかけて実施される予定。空母ジョージ・ワシントンの出航に伴い、艦載機パイロットが空母への着艦資格を取得するためのもので、空母の甲板を模した滑走路を使用する形式となる。訓練対象となるのは、同空母に搭載されているF-35C、FA-18E、FA-18F、EA-18G、E-2Dの全機種。
訓練は日本の防衛や地域における米国の抑止力・対処力の強化を目的としたもので、日米安全保障体制に基づく取り組みの一環と位置付けられている。防衛省は今回の訓練が不可欠なものとした上で、訓練の実施にあたり騒音や周辺環境への影響に配慮するよう米側に要請するとしている。
なお、天候や不測の事態により硫黄島での訓練が困難な場合には、代替として三沢飛行場、横田飛行場、厚木飛行場、岩国飛行場のいずれかで一部または全ての訓練を実施する可能性があるとしている。
情報発表元:防衛省 - 空母ジョージ・ワシントン艦載機の着陸訓練(FCLP)について【関連ジャンル】 船舶 : CVN-73 ジョージ・ワシントン 海運事業者 : アメリカ海軍