画像提供:大阪市

大阪市、大阪海上保安監部等により構成される「大阪港保安委員会」は2023年12月12日(火)、大阪港 天保山岸壁において「大阪港テロ対策合同訓練」を実施する。

訓練は、大阪港において想定されるテロ事案に対し、関係者の情報伝達・警戒等の対応状況を相互に確認し、連携の推進と事案対応能力の向上を図ることを目的に実施されるもの。

当日は、内閣官房水際危機管理チームから「大阪港に入港予定の船舶に国際テロリストが潜伏している可能性がある。」との情報を入手したとの想定のもと進行される。不審な小型船舶が接近した状況を想定し、不審船の海上制圧や周辺の警戒を行う訓練も予定されており、海上保安監部等による不審船への停船命令、追跡、進路規制が実施されるほか、小銃で反撃し逃走する不審船に対し、海上保安監部等による警告射撃を実施しテロリストを制圧する訓練も実施される。

このほか、不審者が岸壁より侵入、警備員が不審なドローンを発見したとの想定で警備員の対応を訓練する「SOLAS岸壁侵入者対応訓練」、制限区域に不審な車両が入域したとの想定で車両や乗員の制圧を行う「制限区域侵入者対応訓練」、出入国在留管理局による入国審査中に、客を装い潜伏していたテロリストを発見したとの想定での制圧訓練、テロリストにより設置された時限式発火物が爆発した状況を想定した、消防艇による消火訓練も予定されている。

参加機関は、大阪海上保安監部、大阪府警察本部、大阪府大阪水上警察署、大阪府港警察署、大阪出入国在留管理局、大阪税関、近畿地方整備局、近畿運輸局、大阪市消防局水上消防署、大阪港湾局などで、このうち大阪海上保安監部、大阪水上警察署、大阪税関は所属船艇も参加する予定となっている。


情報発表元:大阪市 - 大阪港テロ対策合同訓練について
 
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