画像提供:水産庁

水産庁は2023年2月28日(火)、2022年の外国漁船取締実績を公表した。

水産庁は、外国漁船が違法操業を行うことのないよう漁業取締りを実施しているほか、北太平洋公海で操業する外国漁船に対して、国際的な水産資源の保存管理措置の遵守状況を確認するための乗船検査を実施している。

公表によれば、2022年の外国漁船への取締実績は、立入検査が4件で前年から2件増、拿捕件数は1件で前年の0件から増、EEZ内で発見された違法設置漁具の押収は23件と前年から5件増、北太平洋公海における乗船検査は12件で前年から9件増だった。なお、拿捕の1件は、停船命令に従わず逃走を続けた中国さんご船の船長を逮捕した事案。

違法設置漁具の押収量は、刺し網が1.4km分、かご漁具が1,877個分、漁獲物が12.2トン分だった。このほか、日本海大和堆周辺水域等における外国漁船の退去警告数は、中国漁船が19隻、北朝鮮漁船が19隻で、このうち北朝鮮漁船3隻に対し放水措置が講じられた。


情報発表元:水産庁 - 令和4年の外国漁船取締実績について
 
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