画像提供:日本郵船

日本郵船は2022年8月9日(火)、同社グループで曳船事業を手がける新日本海洋社が運航するLNG燃料タグボート「魁」について、アンモニア燃料仕様に改造し、2024年度の竣工を目指すと公表した。

この取り組みは、日本郵船、IHI原動機の2社が2021年10月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業の公募採択を受けた「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」の一環で行われるもの。

アンモニアを船舶用燃料とすることにより、航海中の温室効果ガス(GHG)排出量を従来よりも大幅に削減することが可能となるため、両社は早期の社会実装を目指して研究開発を進めている。

開発にあたり、アンモニアを燃料として使用する際に様々な設計上の課題があったものの、従来の船体の大きさを変えることなくそれらを克服し、2022年7月に日本海事協会から基本設計承認(AiP)を取得していた。

日本郵船は8月9日(火)に京浜ドックとLNG燃料タグボート「魁」改造工事契約を締結しており、2023年度中に工事に着手する計画。


情報発表元:日本郵船 - アンモニア燃料タグボートの改造工事契約を締結
 
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 海運事業者 : 日本郵船
 造船メーカー : 京浜ドック