画像提供:常石造船

常石造船は2022年8月9日(水)、常石工場において、新船型「WIDE KAMSARMAX(ワイド カムサマックス)」の初番船を竣工したと公表した。

初番船「PERSISTENCE DIVA」は、約229m、船幅36m、深さ20m。総トン数は約47,000トン、載貨重量トン数は約88,900MTとなっており、7月28日(木)に竣工した。

「ワイド カムサマックス」は、パナマックスバルカーの大型化ニーズを捉え、ギニアのカムサ港に入港可能な最大サイズとして開拓された「KAMSARMAX(カムサマックス)」の名称を受け継ぎ、汎用性を保ちながら積載量の増加を実現した新船型。

載貨重量トン数はカムサマックス比で約6,000MT増加し輸送効率を高め、加えて貨物艙容積も約5,300㎥の増加を実現、穀物など比重の軽い貨物の大量積載が可能。汎用性を保つため、全長はカムサマックスと同じ229mを採用し、船幅を36mとすることで、常石造船が建造したカムサマックスがこれまで寄港した港湾のうち、約90%への入港が可能となっている。


情報発表元:常石造船 - 常石造船 新船型“WIDE KAMSARMAX”の初番船を竣工 ~KAMSARMAXの汎用性を保ち、積載量を増加したエコシップ~
 
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