画像提供:防衛省 統合幕僚監部

防衛省は2021年4月23日(土)夜以降、第一管区海上保安本部からの要請により、知床半島沖合において、知床遊覧船「KAZU I」浸水に係る乗船者捜索の災害派遣を実施している。

4月23日(土)13時15分頃、乗員26名が乗った「KAZU I」から、「船首部分より浸水し、沈みかかっている」との通報が第一管区海上保安本部に寄せられ、現地で海上保安庁による捜索活動が行われていたが、同日19時40分に、第一管区海上保安本部長から航空自衛隊第二航空団司令に対し捜索救難に係る災害派遣要請があり、同時刻受理された。

その後、4月23日(土)20時29分、、航空自衛隊 千歳救難隊のU-125が現地に到着し捜索活動を行い、23時30分までに斜里から知床岬間の捜索を5往復実施するも、要救助者を発見できなかった。さらに、4月24日(日)0時10分、海上自衛隊の護衛艦「せんだい(DE-232)」が同災害派遣のため大湊から出港、0時45分には、八戸航空基地に拠点を置く第2航空群のP-3C哨戒機1機が捜索を開始した。

なお、4月24日(日)5時過ぎに、北海道警察の航空機が3人、海上保安庁の航空機が1人を発見し病院に搬送しているが、8時台時点の情報として、いずれも意識がないとしている。


情報発表元:防衛省統合幕僚監部 -
 
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 船舶 : DE-232 せんだい
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