画像提供:第三管区海上保安本部

第三管区海上保安本部は2021年8月21日(土)12時30分頃、沖ノ鳥島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内において、中国の海洋調査船「張謇」がワイヤーのようなものを海中に延ばしているを確認したと公表した。

「張謇」の活動が最初確認されたのは、沖ノ鳥島の西南西159キロメートルの海域。しょう戒中の同庁航空機により確認された。海上保安庁は無線により、「EEZ内におけるの同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない」とする呼びかけを実施した。海上保安庁はその後8月22日(日)12時18分頃、沖ノ鳥島の西南西約191キロメートルの海域で同じ調査船「張謇」がワイヤー様のものを海中へ延ばしているのを確認、再度中止要請を無線で実施した。

なお、「張謇」は、2019年7月にも沖大東島の南西約296キロメートルの海域での無断調査が確認されている。


情報発表元:海上保安庁 - 我が国周辺海域における海洋調査船の活動状況
 
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