画像提供:海洋研究開発機構

海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、2021年1月25日(月)、神奈川県立海洋科学高等学校所属の実習船「湘南丸」を用いた深海調査において、新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見したと公表した。

JAMSTECによると、2016年2月、11月に「湘南丸」を用いて実施した2回の深海延縄調査の際、駿河湾湾口の水深2,171mから2,572mの水域からセキトリイワシ科の既知種と形態的に一致しない4個体を採集、この個体は全長122〜138cm、体重14.8〜24.9kgで、一般的に知られるセキトリイワシ科魚類よりも非常に大型だった。

その後、分類学的検討を行った結果、本種はこれまでに知られるどのセキトリイワシ科魚類とも異なる特徴を示したことから、クログチイワシ属の新種「ヨコヅナイワシ」と命名された。学名は「Narcetes shonanmaruae」。今回の成果は、イギリスの科学雑誌「Scientific Reports」に1月25日付けで掲載された。


情報発表元:海洋研究開発機構 - 新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見
 
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 船舶 : 湘南丸
 海運事業者 : 海洋研究開発機構