大分県は2020年3月4日(土)、大分空港への海上アクセス導入に関する検討結果を公表、「ホーバークラフトが最も有効」とする結論を明らかにした。大分県の広瀬勝貞知事も3月4日(水)の記者会見の中で、2023年にも就航させる方針を明らかにしている。
大分県は、大分空港の需要について、2018年度の空港利用者数が16年ぶりに200万人を突破し、今後もLCCシェア拡大やインバウンド増加でさらに増加の見込みがあるとしている。こうした背景から、他空港よりも著しく時間を要する大分空港のアクセスを改善し、利便性を高めることが不可欠としており、地理的条件から船舶を活用した「海上アクセス」が検討されてきた。
今回、導入する船型に関する検討結果が明らかにされ、高速船よりも所要時間を短縮でることなどから「ホーバークラフト」を検討していることが公表された。大分市側発着地は、大分市西新地または西大分を候補に、今後調整される。常用船2隻と予備船1隻の3隻体制とされ、旅客定員80名程度でバリアフリー対応のホーバークラフトが導入される計画。
海上運航距離は約29km、運航所要時間は最速で約25分が想定されている。
情報発表元：大分県 - 大分空港への海上アクセスの導入について【関連ジャンル】
