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国土交通省は2020年2月20日(木)、新たに創設した「海運モーダルシフト大賞」の受賞事業者を発表、荷主として月桂冠が、物流事業者として日本通運京都支店が受賞したことが明らかにされた。

フェリー事業者やRORO船、コンテナ船及び自動車船事業者で構成される「エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会」では、2008年度から、海上貨物輸送を一定水準以上利用して二酸化炭素の削減に取り組んだ荷主、物流事業者を、毎年度「エコシップマーク認定事業者」として選定している。さらに、国土交通省は「エコシップマーク認定事業者」の中で特に環境負荷の低減に貢献したと認められる事業者を「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」として表彰している。

今年度からは、これらに加え、革新的な取組等を表彰する「海運モーダルシフト大賞」を設けられ、今回、太平洋フェリーの推薦により、月桂冠と日本通運京都支店が受賞した。

月桂冠は、本格的にモーダルシフトを推進できる体制を整え、全量トラックでの陸上輸送であった輸送形態を見直し、フェリー利用による海上輸送への転換を開始した点、日本通運京都支店は、名古屋/仙台間のフェリー航路を利用した海陸一貫輸送体制を構築、モーダルシフト化を実現した点などが評価されている。

なお、2月25日(火)には、東京都千代田区・平河町の海運ビルで表彰式が開催される予定。


情報発表元:国土交通省 - 第1回海運モーダルシフト大賞を選定 ~海上輸送へのモーダルシフトにおける革新的な取組に対して表彰~
 
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 海運事業者 : 太平洋フェリー