画像提供:商船三井

商船三井と大島造船所は2019年10月3日(木)、日本海事協会から、硬翼帆式風力推進装置の設計に関する基本承認(AIP)を取得した。

このAIPは、商船三井と大島造船所が中心となって取り組む硬翼帆式風力推進大型商船「ウィンドチャレンジャー」プロジェクトの根幹技術に関するもので、今回のAIP取得により、風力エネルギーを伸縮可能な硬翼帆によって推進力に変換して利用する「硬翼帆式風力推進装置」の基本設計が終了したことになる。

ウィンドチャレンジャープロジェクトでは引き続き詳細設計を進める計画で、2022年中に硬翼帆を1本実装した新造船の運航開始を目指している。1本帆によるGHG削減効果は日本/豪州航路で約5%、日本-北米西岸航路で約8%を見込んでいるが、将来的には複数の帆を実装する計画。


情報発表元:商船三井 - ウィンドチャレンジャーが設計基本承認を取得
 
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