画像提供:鹿児島市

鹿児島市、垂水市では2020年1月11日(土)、「第50回桜島火山爆発総合防災訓練」が実施される。訓練には海上自衛隊の輸送艦「くにさき(LST-4003)」や同艦搭載のエアクッション艇5号、6号、陸上自衛隊の水陸両用車などが展開されるほか、桜島フェリーの「第15桜島丸」、鹿児島県警察の警備艇「さくらじま」、鹿児島海上保安部の巡視船艇など、様々な船舶が参加する。

鹿児島市の訓練は、桜島付近におけるマグニチュード5の地震発生や、急激な地殻変動、火山性地震の増加などより、気象台が桜島全島において「噴火警戒レベル5」を発令、全島の全住民の避難を想定して実施される。避難の過程において桜島フェリーが使用されるほか、桜島の野尻港における残留者救助訓練では、沖合に輸送艦「くにさき」が展開され、陸上自衛隊の水陸両用車による要救助者の救出も予定されている。

垂水市の訓練では、桜島の噴火により垂水新港では約60cmの厚さで火山灰や軽石が海面を埋め尽くし、垂水フェリーを含む漁船等の船舶の運航が不可能な状況となったことを想定して進行される。輸送艦「くにさき」搭載の電源車を陸自CH-47Jヘリコプターで空輸する訓練やエアクッション艇(LCAC)による機動展示が予定されている。

なお、輸送艦「くにさき」は1月12日(日)に北埠頭1号岸壁で一般公開を行う予定となっている。


情報発表元:鹿児島市 - 令和元年度第50回桜島火山爆発総合防災訓練の実施
 
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 船舶 : LST-4003 くにさき
 港湾 : 鹿児島港