画像提供:佐渡汽船

佐渡汽船は2019年7月5日(金)、ジェットフォイル「ぎんが」において3月に発生した海洋生物との衝突事故を受け、同社が実施している安全対策の詳細を公表した。

ジェットフォイル「ぎんが」の事故は、2019年3月9日(火)の航行中に発生したもので、海洋生物らしき物体と接触、80人が負傷した。同社はすでに、減速運航区間の拡大、運航中の見張りの強化、アンダーウォータースピーカーの改善、シートベルトの改良などの対策を講じている。

今回の公表によると、佐渡汽船は2019年7月現在、準備中の対策として、座席の改善、「緊急停止」発光掲示板の設置を進めている。座席の改善では、座面のクッション材をより衝撃吸収力の高い素材に交換するほか、座席に備付けの折畳み式テーブルを撤去し、座席頭部や背面に2種類の緩衝パッドを新たに設置する。なお、折畳み式テーブル撤去に伴い、新たに樹脂製ドリンクホルダーが設置される。

「緊急停止」発光掲示板は、客室内に設置されるもので、止むを得ずジェットフォイルを緊急停止させる場合に乗客へ緊急操作の実施を直ちに知らせるもの。


情報発表元:佐渡汽船 - ジェットフォイル「ぎんが」のドック出渠予定及び安全対策について(お知らせ)
 
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