画像提供:防衛省

防衛省は2019年12月27日(金)、北朝鮮関連船舶による違法な「瀬取り」行為の疑いがある事象を確認したと公表した。

これは、12月16日(月)昼に、海上自衛隊 第1航空隊所属のP-1哨戒機が、翌12月17日(火)に第8護衛隊所属の護衛艦「しまかぜ(DDG-172)」が確認したもの。北朝鮮船籍タンカー「NAM SAN 8(ナムサン8)号」(IMO番号:8122347)、と船籍不明の小型船舶が東シナ海の公海上、上海の南東約290kmの沖合で接舷しているところが確認された。

防衛省は、両船舶が横付けした上でホースを接続していたことから、何らかの作業に従事していた可能性があり、総合的に判断した結果、国連安保理決議で禁止されている「瀬取り」を実施していたことが強く疑われるとしている。

なお、北朝鮮船籍タンカー「NAM SAN 8(ナムサン8)号」は、2018年3月に国連安保理北朝鮮制裁委員会から資産凍結・入港禁止の対象に指定されている。


情報発表元:防衛省 - 北朝鮮関連船舶による違法な洋上での物資の積替えの疑い
 
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 船舶 : DDG-172 しまかぜ
 海運事業者 : 海上自衛隊