
商船三井は2026年10月28日(水)、関西電力の専用船として建造を進めていた、国内初となるウインドチャレンジャー搭載LNG二元燃料石炭船「MAIZURU KAZENOMAI(まいづる かぜのまい)」が竣工し、運航を開始したと公表した。
同船は大島造船所で建造され、竣工にあわせて同造船所で命名引渡式が実施された。今後は関西電力の舞鶴発電所向けの石炭輸送に従事し、電力の安定供給を担う。
「MAIZURU KAZENOMAI」は、LNGを主燃料として使用できる二元燃料主機を採用するとともに、商船三井と大島造船所が共同開発した硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」を搭載する。従来の重油焚き船と比較して、LNG燃料の使用によりGHGのほかSOx、NOxの排出量削減が期待され、LNG二元燃料主機とウインドチャレンジャーによる風力推進補助効果を組み合わせることで、CO2排出量を最大約30%削減できる見込み。
船名は、同船が石炭輸送に従事する舞鶴発電所の「舞鶴」と、風を利用して航行する同船の特徴を重ね、「安全で安定した航海を続けてほしい」との願いを込めて命名された。
同船は全長234.98m、全幅38.00m、載貨重量トン数95,311トンで、船籍はリベリア。運航は商船三井が担う。
商船三井は「商船三井グループ環境ビジョン ~BLUE ACTION 2035 Phase2~」で2050年までのネットゼロ・エミッション達成を掲げており、燃費効率改善の取り組みの一環として、ウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、2035年までに80隻投入する計画としている。







