
富士急行は2026年10月15日(木)、富士急グループが運航する「初島リゾートライン 金波銀波」と「箱根遊船 大茶会」が、公益財団法人日本デザイン振興会による2026年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
「初島リゾートライン 金波銀波」は、富士急マリンリゾートが熱海港〜初島港で運航する高速船で、2025年7月12日に就航した。熱海港と初島港を約30分で結び、「船まるごと初島」をコンセプトとしている。
船体は初島の岩石をモチーフとした黒を基調に、熱海発祥の国産レモンをイメージした黄色をアクセントとして採用。船内には、竹馬風ベンチを設けた2階遊歩デッキや人工芝の広場、富士山型の背もたれを備えたボックスシート、半個室風スペースなど、観光客、釣り客、島民ら多様な利用者に対応する10種類以上の居場所が設けられている。
グッドデザイン賞では、こうした「船まるごと初島」のコンセプトと、多様な利用者のニーズに応じた船内空間などが評価された。「金波銀波」は全長44m、全幅8.2m、総トン数292トン、定員約630人となっている。
一方、「箱根遊船 大茶会」は、箱根遊船が芦ノ湖で運航する、お茶をテーマとした観光船。建造から約40年が経過した船体をリノベーションし、2025年12月20日に就航した。
「茶を巡る湖上の旅」をコンセプトに、船内には黄金に輝く茶室をイメージした畳席「茶室 金風庵」、丸窓から芦ノ湖の景色を楽しめる「茶室 緑風庵」、茶畑を思わせる屋外ベンチ「茶畑だんだん」などを設置。1階の「茶店」では抹茶を使用したドリンクやスイーツも販売されている。
グッドデザイン賞では、船全体をお茶の世界観で統一しながら、船内を巡ること自体を楽しめる回遊性や、芦ノ湖ならではの文化体験を提供している点などが評価された。
「箱根遊船 大茶会」は、箱根関所跡港、元箱根港、箱根園港、湖尻港を結ぶ約11.3kmの航路で運航され、周遊時間は約70分。定員は595人となっている。
両船のデザインは、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」や富士急グループの「箱根遊船 SORAKAZE」なども手掛けた川西康之氏が担当している。








