画像提供:日本郵船

日本郵船は2026年9月30日(水)、安全推進キャンペーン「Beyond Naka-no-Se」の一環として、瀬戸内海で大型ばら積み船が座礁し、燃料油が流出する事故を想定した重大事故対応訓練を実施した。

訓練は、日本郵船が保有・運航し、同社グループのNYKバルクシップパートナーズ(NBSP)が管理する、全長約300m、総トン数約10万トンの大型ばら積み船が、香川県沖の瀬戸内海を航行中に操舵装置の不具合で制御不能となり、浅瀬に座礁するという想定で実施された。座礁により燃料油タンクが損傷し、燃料油が船外へ流出するシナリオも設定された。

訓練には国土交通省海事局、第六管区海上保安本部、日本船主協会などの外部関係者も協力。NBSPから座礁事故発生の連絡を受けて初動対応が開始され、事故対策本部の設置、油濁防除のための関係先手配、本船の安全確保、関係機関との連携などが確認された。

また、事態の進展に応じてプレスリリースを順次配信、模擬記者会見も実施された。会見には常務執行役員・ドライバルク事業本部長の住田延明氏と、常務執行役員・海務本部長の春名克彦氏が登壇し、情報発信や報道対応を含めた総合的な訓練となった。

「Beyond Naka-no-Se」キャンペーンは、1997年7月2日に東京湾中ノ瀬で発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の原油流出事故を教訓として毎年実施してきた安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」を発展させた取り組み。重大事故対応訓練のほか、訪船などを通じた安全啓発活動を行い、全役員・社員やパートナー企業と安全運航の重要性を確認している。



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