画像提供:ジャパン マリンユナイテッド

ジャパン マリンユナイテッド(JMU)は2026年10月7日(水)、三重県津市の津事業所で、MOONSTONE MARINE S.A.向けに建造していたスエズマックスタンカー「SONIC(ソニック)」を竣工、発注者へ引き渡した。

津事業所では、スエズマックスタンカーのトレードにおける世界の主要港湾の入港条件と、市場の最新ニーズを踏まえた最適船型を多数建造してきた。「SONIC」は、こうした実績を基に、従来建造船から燃費性能をさらに向上させた次世代スエズマックスタンカーに位置付けられている。

同船は、GHG排出規制のEEDI Phase 3に対応したほか、NOx Tier IIIに対応する主機関、硫黄分を0.1w%まで低減できるSOxスクラバー、バラスト水処理装置を備えるなど、各種環境規制に対応した。有害物質一覧表も保持し、省エネルギー化と環境負荷低減が図られている。

船体面では、最新の解析技術を用いて推進効率を追求した船型を採用した。JMU独自の省エネデバイス「Super Stream Duct」、「SURF-BULB」、「ALV-Fin」、「T-Rupas」と高効率プロペラの搭載・最適化により、従来船に比べて推進性能の向上と燃費削減を図っている。

また、波浪中の船首抵抗を低減する船首形状「Ax-Bow」と、新騒音規則に配慮した低風圧居住区を採用した。外板には低摩擦塗料を適用し、貨物油タンクとバラストタンクの塗装はIMOのPSPC規則に基づいて防食性能を向上させている。

「SONIC」の主要寸法は全長274.30メートル、幅48.00メートル、深さ23.15メートル。総トン数は約8万3,500トン、載貨重量は15万9,034トン、航海速力は14.5ノット。主機関はEverllence B&W 7S60ME-C10.6-EGRBP、定員は25人。船級はLloyd’s Register、船籍はギリシャとなる。



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