画像提供:水産庁

水産庁は2026年8月31日(月)、令和9年度予算の概算要求の概要を公表した。この中で、国立研究開発法人 水産研究・教育機構が運用する漁業調査船「北光丸」の代船建造に向け、54億8,800万円を要求した。

代船は900トン級となる計画で、令和9年度から令和11年度までの国庫債務負担行為として、限度額110億円が設定されている。新船には最新の調査機器などを導入し、資源評価に必要な漁業資源調査、餌料環境調査、基礎生産量調査、海洋環境調査などを実施する計画。

現在の「北光丸」は、新潟造船 本社新潟工場で建造され、2004年8月に竣工した漁業調査船。総トン数は902トン、全長64.73m、幅11.90mで、釧路港を定係港としている。北海道周辺海域やベーリング海を中心に、スケトウダラの資源量調査、サケ・マス類の資源生態調査、底魚類の環境調査、プランクトン調査、放射能調査、海洋観測などに従事している。

水産庁によると、現船は建造から約21年が経過し、船体の老朽化や設備の旧態化により、安全な運航と調査の実施に支障が生じているという。過去にはレーダーの故障により約40日間にわたって調査を中止したこともあり、海洋環境の変化に対応した調査を確実かつ効率的に実施するため、代船を建造する方針となった。



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